今回はTwitterで @sandae2356 さんからの #私の血沸き肉踊る特撮メカニック選手権 タグに反応した内容です。
関連記事:昔の特撮映画は劇場で観るべき!轟天号の衝撃体験の思い出【コラム:特撮】
・・・#私の血沸き肉踊る特撮メカニック選手権、実に良い響きです!最高です!
要は所謂「推しメカ」ですね!
考えてみればメカ要素は特撮の魅力の多くの部分を担っている訳で、皆さんも記憶に残る特撮メカの一つぐらいはあるかもしれません。
そこで五位鷺3は数あるメカの中でまずは「仮面ライダーW」のリボルギャリーを推します!まあCGなので伝統的特撮メカランキングを想定されているであろう場で紹介するのは微妙なのですが・・、それはそれとして五位鷺3が最高に感動したリボルギャリーのとあるシーンについて解説します!
(解説なのでそこそこネタバレはあります)
リボルギャリーは「仮面ライダーW」に登場するサポートメカで度々登場してピンチを救ってくれます。この手のサポートメカとしては登場頻度、貢献度はかなり高い気がします。
続編コミック版「風都探偵」でも登場するのでアニメ版でもその勇姿を観るのが楽しみです。
リボルギャリー最大の特徴として、後部にシールドマシンのような大型回転ドラムがありそこにWのバイク、ハードボイルダーの換装パーツ「ハードボイルダー スタートダッシュモード(高速走行タイプ 緑の)」「ハードタービュラー(飛行タイプ 赤いの)」「ハードスプラッシャー(水上タイプ) オレンジの」の3種類のパーツを乗せていてます。この絵のようにコクピット部を左右に開いてパーツ換装します。
そして今回ご紹介するのは仮面ライダーW 18話「さらばNよ/友は風の彼方に」(監督:諸田敏、脚本:長谷川圭一)の終盤での戦闘シーンでの演出です。ナスカの園崎霧彦さん(君沢ユウキ)最後の回でもあります。
この回のたった数秒のシーンが五位鷺3にとっての特撮メカ史に残る最高の名シーンになりました。
仮面ライダーでは毎回新たな「ガイアメモリ」を使って変身する「ドーパント」が敵(犯人)として登場しますが、この回はバードドーパントでその名の通り空を飛べます。Wがそれを追うのですが、バイク形態のスタンダードなハードボイルダーに乗っているので飛行タイプのハードタービュラーに換装する為にリボルギャリーを呼び出します。劇中ではこのような説明は無しに呼び出す操作だけ映しています。
————————————————–
[港湾地区での追跡劇:前提状況]
————————————————–
————————————————–
————————————————–
————————————————–
————————————————–
————————————————–
[演出を俯瞰で確認]
[1]リボルギャリー
華麗にドリフトをキメながら颯爽と登場
————————————————–
[2]さらに転回しつつ
同時にコクピット部を左右に開きながら
Wの前に回り込みます
この時点でWを完全に隠します
————————————————–
[3]ハードボイルダー収納
大型ドラム回転、換装するのに正しい方向(正面から見て時計周り)に回転しています。
————————————————–
[4]ここでハードタービュラーに換装
————————————————–
[5]バードドーパントからの攻撃を受け
————————————————–
[6]攻撃を見事に回転ドラムでブロックします。
————————————————–
[7]さらに転回すると換装したハードタービュラーに乗ったWが現れ、そして飛び立ちます。ここまで約4秒
————————————————–
とまあ、このようなイメージですが未見の方にはわかりにくいと思います😅
本当に4秒程度のシーンですし、追跡劇の中での自然な流れなので見流してしまいやすいのですが、見えない角度でこれだけの作業を行う演出に痺れました!五位鷺3は初見時にかなり驚いた印象があります。
もう13年前の作品で、実際にどなたが作成されたかは知りませんが未だにシチュエーションとメカの機能、個性が見事に融合した屈指の名シーンと思っています。
今回はここまでです。
最後まで読んで頂いてありがとうございました!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
[おまけ]
2話「Wの検索 / 街を泣かせるもの」(監督:田﨑竜太 脚本:三条陸)の特筆すべき活躍シーン。突如下から出現したティーレックスドーパントにひっくり返されるが大型ドラムを回転して逆襲します!これも何気無くやってましたが凄いシーンです!