いよいよスタートしたウルトラマンアーク。帰ってきたウルトラマンがモチーフかと思いきや、むしろ初代ウルトラマンテイストが強い作風である事がわかりました。
『ウルトラマンアーク』第1話(新)「未来へ駆ける円弧(アーク)」 -公式配信-
監督:辻󠄀本貴則
脚本:継田淳
『ウルトラマンアーク』第2話「伝説は森の中に」 -公式配信-
監督:辻󠄀本貴則
脚本:継田淳
まず怪獣防災科学調査所「SKIP」には初代ウルトラマンの科学特捜隊「科特隊」を初めて知った時に似た感慨がありました。
科特隊にはある種の違和感、怪獣等と戦う組織と言うステレオタイプな勇ましい軍隊イメージとは違うと言う事と、軍事組織じゃ無いからこその自由度のあるアカデミックな調査研究組織と言う事、今では当たり前の、正式名称と略称がある事にかなり不思議な新しい世界に触れたような感慨がありました。科特隊の存在はストーリーの自由度を広げ、様々な角度からの視点を与えたいと言う、それまでメジャーだった東宝特撮とは違う、子供向け特撮ヒーローと言う新ジャンルのパイオニアで予算もあったからこそ可能になった、当時の円谷プロから子供達へのメッセージだったのだと思います。アークにはそれに似た意気込みを感じました。
SKIPは科特隊よりもさらに実戦から距離があるので怪獣と戦う縛りが減るので良い意味で逼迫感が少なく出来ますし、防衛隊と効果的で印象的かつ面白く関わらせられる意図もあると思います。
1話では地球防衛隊がステレオタイプな特撮軍隊のイメージで表現されているのも初代ウルトラマンのイメージを感じました。
アークは最初に見たビジュアルと本編では印象がかなり違っていて意外でした。それにちょっと不思議な雰囲気なので、それも初代ウルトラマンの得体の知れなさと似ている気もします。あとデザインとか鏡に見えるとかミラーマンを彷彿としますね。
そして変身アイテム「アークライザー」「アークキューブ」は素晴らしい!
予告で観なければ良かったと思うぐらい度肝を抜かれました。
1話での3分長回しには驚きました。過去に例が無いのでは?
(ティガで満足して以来完走した事が無く、トリガーから戻ってきたので恐縮ですがどなたかご存じの方はコメント頂けるとありがたいです。)
もはや技術もアイデアもストーリーもスタッフの実力も気概も言う事無いので、
唯一望む事は、アークが何話になるかわかりませんが、アークを含めた今後どの作品でも”1年、約50話”での制作です。どうか頑張って頂きたいです。
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