シュウのモノローグにより明らかになったシュウの真の調査対象 オニキス。
単なる振り返りでは無く超重要回でした
<配信終了>
『ウルトラマンアーク』第13話「シュウのレポート」 -公式配信-
監督:鈴木農史
脚本:足木淳一郎
ウルトラマンアークの素晴らしさの一つはSKIPが調査機関であると言う点にあると思います。
SKIPが調査機関であり、ユウマの言う通り防衛隊との溝があるからこそ、距離があるからこそ冷静に分析、仮説、考察、議論、話合い、会話、意見交換等が出来るシーンが多くて毎回見応えがあります。
外部スタッフであるシュウの存在も物事を多角的に分析出来るので、メリハリや緊張感が生まれて効果的だと感じます。
シュウは冷静沈着なだけで無くコーヒーマニア過ぎるのが脱力感があって親しみが持てます。
今回は、割と漠然としがちなアークに対する忌憚のない意見を話し合うのも良かった。シュウは自分の調査の一環もあったと思うが、防衛隊の一員としての立場とは別に個人的にアークに感じる感情とSKIPの皆んなの気持ちとの擦り合わせをしたかったように感じました。
ところで皆さんは「シュウの日記」をご存知だろうか?
当ブログでは特別総集編1辺りで知りました。
「シュウの日記」はX(旧Twitter)の
ウルトラマンアーク公式アカウント @ultraman_seriesにて展開中のコンテンツで、タイトル通り日記形式で毎回2枚の日記画像&シュウの画像で構成されているのですが、これが非常に画期的な本編補完企画だと思っていました。
これが単なる本編と無関係な単なる日記であるなどの軽い企画では無く、本編を観て感じた疑問や推測、考察の多くが日記形式で綴られていて、寧ろ本編と強く関連するかなり読み応えのある超重要な企画になっています。
毎回腑に落ちる意見、考察、後日譚、シュウのプライベート、ユウマとの日常等が描かれているのですが、これは完璧にアーク世界で確定した事実であるのでかなり重みがあります。「シュウの日記」を読んでいるとシュウへの共感度が高まりますし、アークの世界をより深く感じられると思います。円谷プロの文芸スタッフの秀逸さと底力を感じました。
内容を少しご紹介すると
・1話の日記からオニキス(名称は書いていない)に関する記述あり
丹生谷班長本人は、本編では14話からの登場ですが、日記では1話から登場
・2話 SAR衛星を使った件で始末書30枚書かされた
・4話 ソリスアーマーはシュウとユウマが話し合って決めた(ルーナアーマーも)
地球防衛隊宇宙科学局には「ウルトラマンアーク関連情報担当チーム」略称「アー担」が存在し、シュウからの情報はアー担に送られている。シュウは海外生活が長い
・5話 シュウの祖父は天才物理学者
・6話 クロコ星人ヌマタさんが作っていた宇宙船から発する電磁波にシャゴンが引き寄せられ手織り、怪獣を操った地球侵略を疑われていた事、シャゴンが巨大化した理由が不明であるがウーズが原因では無い事、アークが何故かシャゴンを見逃した事、あけぼの荘は再建中である事、先輩(上司?)木内さん登場、海外ミステリー小説「名探偵ボン・ヘボン シリーズ」を紹介してくれた事
・7話 ホムガーの子供達は地下から逃げた事、SKIP内のお茶派、コーヒー派の対立がある事(シュウの主観的に?)
・8話 シュウは防衛隊本部 特別調査班 竹田副班長から動画配信のヒアリングを受け、一緒に動画を見せられ、動画配信中止の指示を受けているこれを知っていると13話の動画配信の件の何気ないやり取りからシュウの心中が深く察せられます。
・9話 14話を観てからこの日記を読むとアークの物語の核心に触れた記述がある事がわかる。ネロンガとパゴスは既に戦っていた事、ネロンガとパゴスを倒した時のアークの表情について記述
・10話 やはりコーヒーの事で熱くなっている
・11話 ユウマとのやりとりについて記述している。ドラマ本編ではフォローする事が難しい内容でとても素晴らしい
・12話 歩哨を撹乱した件は丹生谷班長に把握されていた事、ユウマからオカグビラの習性に関する情報をもらった事
・13話 SKIP内で人知れずコピ・ルアクの熱いドラマが展開されていた事、ユウマの悲劇をこの時点で認識した事→14話のユウマへの台詞に繋がる
と、このように素晴らしい内容ですが、基本的にXアカウントが必要なので紹介すべきかどうか迷っていたので、迷ううちになるべく読まないようにしていました
今回シュウのレポートが放映された事により、これはいよいよ避けては通れないと思い、1話から全て読んでみたのですがあらためて内容の素晴らしさに感嘆しました。本当に痒いところに手が届く画期的な企画ですし、リアルに重要な内容ばかりなので読む事が可能でしたら是非ご覧頂きたいです。
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